稲の無肥料栽培を実践している人が近くにいます
六月も下旬に入ってきて、稲の育ちも顕著になってくる頃です。
わが家の疎植稲も現在こんな感じです。
への字稲作なので、葉色はまだ淡いです。
通常だとJA指導で育てている場合は、かなり賑やかになってきています。
その平均的な稲がこれ。
ところが、私の圃場から100メートルも離れていないところで、無肥料栽培を数年前から実践している人がいます。
除草は中古田植え機を使って、チェーン除草をしています。
青いブルーシートに除草機が包まれています。
無肥料だから収穫も少ないだろうと思われがちです。
これについても井原豊さんが著書「痛快コシヒカリつくり」で書いている。
「コシヒカリを完全無肥料栽培すると、自動的にへの字型に育ち、7俵くらいはどんな田でもとれる。これは全国的な自然栽培団体が長年にわたり実証している。」
という話。
肥料も農薬も買わずに無農薬米が獲れるんだから、こんなにエコな方法はない。
肥料をやり過ぎて倒伏させると、7俵より少なくなるし食味もまずくなる。
ただ、草を抑制できないと減収してしまうから、そこがポイントになります。
今回たまたま、「無肥料栽培を実現する本」という書籍を見つけました。
私は無肥料栽培を今現在やってみようとは思っていないので、せっかく見つけたこの本を実践しているその人にプレゼントしました。
感想を聞いたら、結構役になりそうだと言ってくれました。
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